費用相場と完了するまでの期間
歯並びやかみ合わせを改善するための歯科診療は、矯正歯科という診療科目に分類されます。
この矯正歯科による歯列矯正などの治療は、一部のケース(ダウン症候群・ベックウィズ・ウイーデマン症候群・エリス・ヴァンクレベルド症候群・クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群などの厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常に対するものなど)を除くと健康保険が適用されない自由診療であり、治療にかかる費用はクリニックにより違いが有ります。
ちなみに、子供の歯だけの乳歯列期の場合は3万~20万円、大人の歯が混ざっている混合歯列期は15万~60万円、全て大人の歯だけの永久歯列期は50万~130万円が大体の相場となります。
また、治療が完了するまでにかかる期間は、子供は6ヵ月~1年で、大人は2年程度が目安とされています。
つまり、早い目に取り掛かる方が、費用を安く済ませられるうえに、完了するまでの日数も少なくて済むという事です。
矯正歯科を考えた時にかかる費用の目安とは
矯正歯科を検討した場合、保険がきかないという事もあり、高額で時間がかかるというイメージを持ちます。
確かに保険がきかないので、費用は100万円を目安に考えて用意しておくと安心です。
たまに驚くほど安い価格を表示している矯正歯科もありますが、あまりにも安い場合は疑った方が無難です。
まず無料相談をするところが安心であり、どんな質問でもしっかり答えて、そして最終的な金額について明確に提示する矯正歯科を選ぶ事が重要です。
裏側から見えないように矯正の治療をする場合は、一番高く、全ての治療費は100万円を超えてしまい、この治療法が一番高額です。
日常生活で矯正をしているのがわかるのは嫌だけど値段を抑えたい方は、上顎は裏側にして下顎を表にすると、全て裏側よりも金額を抑える事が可能です。
特に見た目を気にしなくても良いので、値段は抑えたいと思っている方は、セラミック製のブラケットなどを使う事で、もう少し金額を抑える事が出来ます。
矯正歯科は保険がきかないので、医療費控除の対象ですし、分割が出来る病院もあるので、納得して矯正治療をする事をおすすめします。